アコーディアと経営統合の機は熟した

PGM社長のTOB会見詳報

ゴルフ場運営で国内2位のPGMホールディングスは11月15日、同業で最大手のアコーディア・ゴルフに対し、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。PGMはアコーディア側と事前協議をしておらず、敵対的買収の格好となる。

TOBによる買い付け予定株数は、下限が20万9224株で発行済み株式数の20.00%に相当し、TOBへの応募がこの株数に達しない場合は応募株券等の全部の買い付け等を行わない。一方、上限は52万4105株で同じく50.10%に相当するが、応募株数がこれを超えた場合、按分比例方式で買い付ける。

買い付け価格は8万1000円。アコーディア株の15日の終値5万3200円に対して、50%強ものプレミアムを付けた。16日の株式市場では、アコーディアがストップ高になるのが確実な情勢だ。

PGMが最大のライバルに対してTOBを仕掛ける最大の目的は2社の「経営統合」。TOBへの応募株数が20.00%に達した場合、アコーディアはPGMの持ち分法適用関連会社となり、50.10%に達した場合は連結対象子会社となる。

15日の夕方から都内で開かれた記者会見(写真)で、PGMの神田有宏社長は、今回のTOBの狙いと背景を以下のように説明した。

太平洋クラブ支援白紙化で機が熟した

今回、TOBに至った経緯としてはまず、アコーディアのガバナンス・コンプライアンスの体制に一定の改善が認められるようになったことだ。

次ページ機が熟した
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • ブックス・レビュー
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
中国を知り尽くす異能の外交<br>官 垂秀夫 新中国大使

中国に幅広い人脈を持ち、アグレッシブな仕事ぶりで知られてきた垂秀夫・在中国大使。世界情勢が激動する中で国力差が開く日中関係をどう舵取りするのでしょうか。中国が最も恐れる男が日中関係のリアリズムを語ります。

東洋経済education×ICT