そんな女優のファンであるA氏、女優さんに友達申請したところ、めでたく承認されました。すると後日、Aさんの友達「みんな」に表示されるのが、「あなたはセクシー女優さんの知り合いですか?」というお知らせです。これって……。
“ほら、アナタ!セクシー女優さんとお友達でしょ!?だってAさんはセクシー女優さんとお友達ですよ、ほら!ねっ!ねっ!”と同じですよ、怖すぎるぜフェイスブック!
友達リストの公開範囲は設定できます。自分の性的嗜好は世間にお知らせしなくてもいい情報ですから、くれぐれもご注意ください。
「セクシー女優とお友達」程度ならまだマシです。もっと怖いのは「再生ボタン」。ある日、AさんのSNSに「どエロな動画」が表示され、何気なく再生ボタンを押しました。その瞬間!!
“みなさーん!Aさんが、この「どエロな動画」をシェアしてます!!気に入ったみたいですよー!ほら!ねっ!ねっ!!”と同じ破壊力を持った「シェア」のお知らせが、バババババーンと表示されるのです、怖すぎるぜフェイスブック……。
これは、再生ボタンに「シェア」や「いいね」のリンクをコッソリ埋め込み、本人に気づかれないよう拡散させる、という手法で、実際に過去、あちこちで惨劇を引き起こしています。私の知り合いでも、非常にまじめな印象の方がコレをやっていましたが、結局、ご本人には言えずじまいでした(ごめんなさい)。
「他人の目」で自分のページのチェックを
フェイスブック側でも、このような悪質な行為が出来ないように色々と工夫しているのですが、悪徳業者も本気ですから、イタチごっこが繰り返されている模様です。
まあ、言い出せばキリがないんですよね。だから私は、現実的な方法でチェックしています。自分のタイムラインを、定期的に「他人の目線」で確認するのです。
フェイスブックには、他人からどのように見えているのかを確認できる機能があります。他のSNSでも、確認用のサブアカウントを作る(利用規約に違反しないようご注意)など、方法はいくらでもあります。自分のページには何が投稿されていて、他人からどう見えるのか、を時々確認するといいでしょう。
最後にオマケを1つ。これも男性にありがちな失敗なのですが、Aさん、新しくお友達になった女性のタイムラインを眺めていたら、その女性の何とも可愛らしい写真を見つけました。思わず「いいね」してしまいそうですが……。
ちょっと待って!!その写真、いつ投稿されたものですか?もし何年も前の写真だったら、「いいね」は我慢したほうが無難です。
だってその女性や、女性の友達のタイムラインには“Aさんが(わざわざ●年前の写真を探し出してきて)「いいね」してますよー!”って表示されてしまうんですよ。まるでAさんが、この女性のタイムラインを数年分ジットリと眺めている最中です、と宣言されているようなモンです。まあ、どこまで気にするのかっていう話ですから、最後は個々でご判断を。
SNSは使う人のキャラクターがもの凄くバレやすい道具ですが、人と人をつなぐ素晴らしい道具でもあります。「怖いから使わない」ではモッタイない。知識を持って、賢く活用しましょう。
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