iPhoneSEは好調?不調?現場の声は懐疑的

アップルは強気だが…

3月に「SE」を発売するにあたり、アップルのジョズウィアック副社長は、ターゲット市場として中国を挙げ、「SE」が搭載する4インチのディスプレーはスマホを初めて買う消費者に依然人気だと語った。アップルの主力モデルである「6」や「6プラス」はより大きなディスプレーを搭載している。

サプライヤーは弱気

「SE」の部品も扱う別のiPhoneサプライヤーは、iPhoneの受注は第2・四半期と下半期に減少するとの見通しを示し、「顧客(アップル)はより高い目標を掲げているが、われわれの見通しはもっと控えめだ」と語った。

景気減速に伴い、より安価なスマホに消費者が流れる可能性がある中国で、アップルがさらに失速することへの懸念は強い。

先の再販業者のZhu氏は「現地メーカーの売り上げは伸びている。とくに月収3000元以下の低所得層に人気で、OPPOやVivoなどの1000─2000元程度のモデルがよく売れている」と語った。

調査会社トレンドフォースによると、中国での大幅なシェア拡大で勢いづく中国のスマホベンダー勢の世界出荷台数は、第1・四半期にアップルと韓国サムスン電子<005930.KS>の合計を初めて上回った。

中国のスマホベンダーの代表格で、アップル、サムスンに次いで世界シェアが3位の華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の幹部、Joonsuh Kim氏は「中国では、金持ちに見られたい人はiPhone、少し変わったものを使いたい人はサムスンを選ぶ傾向があったが、最近の消費者はもっと賢い。だからわれわれに大きなチャンスがある」と語った。

 

(Yimou Lee記者 翻訳:高橋恵梨子 編集:加藤京子)

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