要注意!業績下方修正"常習犯"ランキング

3年で8回も約束を破った会社は?

修正8回で1位となった東燃ゼネラル石油は原油価格の下落が響いた。17年4月をメドにJXホールディングスと経営統合することで基本合意している。同じく8回のパイオニアは、カーエレクトロニクス事業などが苦戦し、15年3月期は経常利益が赤字に転落した。ただ、16年3月期は堅調に推移している。

7回のB-R サーティワン アイスクリームは、コンビニとの競争が激化。非常事態を受けて、09年に取締役を退いた社長・会長経験者の松山和夫氏(78)が3月に取締役会長に復帰し、立て直しを図っている。

ソニーは下方修正5回

6回のニコンは、主力の一眼レフカメラの市場が縮小。「世界一精密な装置」ともいわれる、高額の半導体露光装置の販売期ずれも響いた。

ソニーは下方修正が5回。スマートフォン事業の失速や構造改革費用の計上により14年3月期、15年3月期と2期連続の最終赤字に沈んだ。同じく修正5回の商船三井は、中国経済の鈍化で、足元ではコンテナに加えてバラ積み船も赤字になっている。業界全体が厳しい中で、特に同社はリーマンショック前に船隊を増強したことが、今になって裏目に出ている。

 

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(注)期間は直近本決算までの過去3年間。4月13日までに発表された決算を利用している。会社が期初に発表した経常利益か税引き前利益の予想について、下方修正が多かった順にランキング。乖離率は3年分の実績値を期初計画値で割って算出。時価総額が100億円以上の会社が対象。予想がない会社は除く。一部社名は略称。▲はマイナス

上位70社ランキングはこちら(四季報オンライン)

(週刊東洋経済2016年4月30日・5月7日合併号「投資の視点」から転載)

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