原発再稼働のハードル 新潟県知事が念押す

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--今日の会見を踏まえて、柏崎刈羽原発の再稼働の問題をどう考えるか。

福島原発の検証なくして安全基準は決められない。したがって再稼働の議論はしないということ。

--来年7月に決まる安全基準では足りないと。

そうなる可能性があるということ。やりとりでちゃんと回答がなければ、あくまでも「暫定基準」ということではないか。

--東電の事故後テレビ会議の全面公開も再稼働の前提となるか。

再稼働の議論はまだしない。(県の原発の安全管理に関する)技術委員会で検証してもらうことになるので、その判断の際に(事故後テレビ会議ビデオの非公開部分で)「ピー」と音がなっていては検証にはならないのではないか。

--シミュレーションの発表のしかたに問題は。

電子メールでの発表で終わりではありえない。自治体とのコミュニケーションが必要だ。

その意味では、原子力規制委員会の人事からして失敗している。自治体行政がわかる人が委員の中に一人も入っていない。それが現場の事情を理解しない形での発表につながったのではないか。(人事は)国会承認もまだだが、自治体の事情を熟知した人を委員に入れてもらいたい。

--東京電力の改革監視委員会をどうみるか。

内部でもいろいろせめぎ合いがあるようで、注意深く見ていく必要があろう。

中村 稔 東洋経済 編集委員
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