プレミアム向けクラブでも国内2強に挑戦 ゴルフ用品世界首位・日本法人社長に聞く

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グローレは日本とアジアの一部限定のブランドだが、トヨタ自動車の「レクサス」のようなブランドだと考えている。

--グローレをグローバルに展開することは。

グローバル展開は考えていない。グローバルのテーラーメイドは、ブランドのトップがツアーモデルというシンプルな考え方だ。ただ、グローレのようなプレミアムモデルは日本、韓国、中国、台湾には必要だ。

--中国市場はまだ規模は小さいが、プレミアム市場として期待できるか。

中国はマーケットとしてまだまだ大きくはない。


--米国でプレミアム市場を作り出すことは。

米国で1000ドルのドライバーは売れないだろう。米国と日本の市場の違いはゴルフが育った環境の違いだ。米国ではゴルフは生活に密着していて、平日の夕方にふらっとコースに行ける。週末に家族で気軽に楽しめる。そうした中で用具におカネをかけない。

日本ではもともと接待や仕事の延長にゴルフがあった。ゴルフ場はハレの舞台でもある。

--そうすると、グローバルなテーラーメイドにおけるグローレや日本市場の持つ意味は。

テクノロジーやマーケティングなどかなりの部分で日本がリードしている。日本をグローバルがまねていると言うと本社の人間は嫌がるが、日本での成功が先行した事例は多い。

(大人向けの洗練されたゴルフアパレルの)「アシュワース」は、日本ではコンセプトショップを立ち上げて、イメージ作りからやっている。これはグローバルでも参考にされている。

 

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