「ドラレコ」販売が急増、事故の記録で脚光 映像は裁判で証拠採用へ、SNSへの投稿も
今注目を浴びているのは、「イベント録画」という機能だ。大半のドラレコは常時録画しており、容量が足りなくなると古い映像を消していくことで新たな映像を保存する。「イベント録画」機能が付いていれば、センサーが衝撃を感知した前後20秒間の映像が別フォルダに保存され、トラブルがあったときのデータを保護することができるのだ。
オートバックスで国産車にドラレコを設置した場合、工賃は5000円かかる。平均価格のドラレコであれば、顧客単価は「製品代+設置工賃=2万円」。カーナビだと「製品代+工賃=10万円」であり、「ドラレコを5台売らなければ、カーナビ1台の売り上げには届かない」(オートバックスセブン広報)ほど、単価が低いという自動車用品店の悩みもある。
普及率は2.5%で今後の拡大余地は大きい
とはいえ、ドラレコの累計販売台数は推定150万台で、国内の乗用車保有台数6000万台のうち2.5%にしか装着されていない。今後は「お試しで1台目を買った人が、機能やブランドを意識して2台目に買い替えを進めていく」(GfKジャパン中村千里自動車アカウントエグゼクティブ)ことや、後方対応のドラレコの普及も期待される。
事故対策以外にも、ドライブ映像をSNSにアップするためなど用途が広がっており、今後もドラレコ市場が広がることは間違いない。
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