自転車保険で「セブン」が最も評価された理由 進む「加入義務化」、選ばれる保険の共通点は
4月は入社や入学、転勤や転校のシーズンだ。多くの社会人、学生が新しい職場や学校に通うようになり、自転車通学・通勤がスタートしたという人も少なくないだろう。
そんな自転車利用者の「保険」への関心が、近年にわかに高まっている。背景として、自治体の条例により自転車保険への加入を義務化する動きが出てきたことも見逃せない。
では、最も注目を集めている自転車保険はどこのものなのか。自分に合うものをどんなふうに選べばいいのか……。加入者を対象にした顧客満足度調査に基づき、探ってみた。
セブンにドコモ、新勢力が上位に
オリコンが昨年12月に発表した「自転車保険」の顧客満足度調査では、過去4年以内に自転車保険に加入したことがある18歳以上の男女4007人を対象に、「保険料」「加入手続き」「商品内容の充実度」「商品内容の分かりやすさ」「アフターフォロー」「会社の信頼性」の6項目に関する質問を行い、それぞれの満足度を100点満点で評価した。
その結果、今回は「セブン‐イレブンの自転車保険」が評価項目総合1位に輝き、2位に「ドコモ サイクル保険」、3位に「あいおいニッセイ同和損害保険」がランクインしている。
評価項目別のランキングを細かく見てみよう。保険料に関しては、トップから「あいおいニッセイ同和損害保険」「損害保険ジャパン日本興亜」「ドコモ サイクル」が続き、損保大手2社の強さが光った。
だが、加入手続きではトップから「セブン‐イレブン」「ドコモ サイクル」「au損害保険」、商品内容の分かりやすさでは「セブン‐イレブン」「au損保保険」「DeNAトラベル」がそれぞれランクイン。いずれも新規参入組、特にセブン‐イレブンの存在感が際立っている(詳細はオリコン日本顧客満足度ランキングに記載)。