就職試験「SPI3の非言語問題」は早めの準備を

就活生のための一般常識講座<2>

1問目の損益算は簡単な商売の状況が問われています。

まず、原価、定価、売価、利益(損失)の順で押さえていきましょう。この問題では「仕入先から1個1,500円の商品を100個仕入れた」訳ですから、原価は1,500円で総原価は1,500円×100個で150,000円になります。

次に定価ですが、定価=原価×(1+利益率)ですから、「原価の20%の利益を見込んで定価をつけた」のであれば、定価は――

1,500円×(1+0.2)=1,800円です。

さて、次の売価ですが、この問題では2つの売価があります。1つ目は定価の1,800円で「60個売った」訳ですから、1つ目の売価の小計=1,800円×60個=108,000円です。

営業利益、経常利益、当期利益の違いは?

2つ目は「定価から10%値引きすることにした」ため、売価=定価×(1-値引き率)を当てはめると、売価=1,800円×(1-0.1)=1,620円となります。残りの40個を売り尽くした訳ですから、2つ目の売価の小計=1,620円×40個=64,800円となり、1つ目の売価の小計と合わせると108,000円+64,800円で172,800円が売上となります。

利益の合計は172,800円-150,000円=22,800円となり、Cが正解です。ちなみにこの利益は売上総利益(粗利益)と呼ばれるものです。この商売の売上高総利益率(粗利率)は売上総利益÷売上=22,800円÷172,800円で13.2%となります。

なお、売上総利益は厳密には在庫も関係してきます。この機会に営業利益、経常利益、当期利益などいろいろな利益の定義も押さえておくことをお勧めします。

2問目の論証は「対偶」をしっかりと押さえてください。「PならばQである」という命題があるとき、「QでないならばPでない」が「対偶」となります。ちなみに「QならばPである」が「逆」で、「PでないならQでない」は「裏」と呼ばれます。

よく「逆は必ずしも真ならず」と言われますが、「逆」や「裏」は必ずしも正しい訳ではありません。しかし、対偶は必ず正しくなるという法則を使って問題を解いていきます。図で書くとP⇒QならばQ(_)⇒P(_)となります。

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