この問題では「履歴書を持っていない人は、就活生ではない」という命題がありますから、その対偶の「就活生は履歴書を持っている」が正しいことになります。これを図で表すと「就活生」⇒「履歴書」となります。
また、「履歴書を持っている人は、就職四季報と就活カバンの両方を持っている」という命題から「履歴書」⇒「就職四季報」と「履歴書」⇒「就活カバン」が成り立ちます。更に「就職四季報を持っている人は、面接が得意である」という命題から「就職四季報」⇒「面接が得意」が言えることになります。
以上のことを結びつけると「就活生」⇒「履歴書」⇒「就職四季報」⇒「面接が得意」という論理の流れと、「就活生」⇒「履歴書」⇒「就活カバン」という論理の流れを作ることができます。
選択肢の中でこれにあてはまるのはAの「就活生は就職四季報を持っており、かつ面接も得意である」ということがわかります。「逆は必ずしも真ならず」ですから、Cの「就職四季報と就活カバンの両方を持っているのはすべての就活生である」は不正解です。
公務員試験、資格試験にも応用
就活生の中には公務員試験を目指している方もいるのではないでしょうか。今年は女性の活躍促進が重要課題となっていますので、特に女性にとってはチャンスです。公務員試験の基礎能力試験では数的推理、判断推理等などSPIの非言語分野より高度な問題が出題されます。
高度といっても遊び感覚で勉強を進められる部分もありますので、決して尻込みする必要はありませんが、過去問題の分析が必須です。また、数的推理、判断推理等を民間でも試験の範囲にしている企業もありますので、その場合は対策を怠らないようにしてください。
ところで、「時事問題対策講座」で社会保険労務士試験の過去問を掲載しましたが(2016年1月28日、29日アップ)、SPI言語分野の「文章整序」は行政書士試験でも出題されています。将来、国家資格にチャレンジする時に就活で勉強した一般常識が、巡り巡って役に立つこともあるのです。
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