26日開業!北海道新幹線のトリビア10選 無人駅だった終点、車内であのビール・・・

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3)アクセス列車は「はこだてライナー」

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新函館北斗駅と函館駅を結ぶアクセス列車「はこだてライナー」(写真:c6210/PIXTA)

新函館北斗駅は、函館駅からかなりの距離があるので「はこだてライナー」というアクセス列車が新設された。この列車のために用意された車両は、733系電車の1000番台。

すでに札幌近郊区間で使用されている車両をマイナーチェンジしたものだ。外観はステンレスの車体にH5系と同じパープルの帯、JR北海道カラーである黄緑の帯を取り付けている。

車内はオールロングシートで、旅情を感じないが、乗車時間は各駅停車でも約20分だからいたしかたないとも言える。3両編成が基本だが、混雑時には6両編成で走る。快速電車となる場合は最速15分で、途中の停車駅は五稜郭のみである。

普通列車が新幹線駅に停まらない

4)無人駅から大出世!新函館北斗駅

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新函館北斗駅の在来線ホーム。特急は全列車停車するようになるが、一部の普通列車は停まらない

北海道新幹線の当面の北の終着駅。函館本線の渡島大野(おしまおおの)駅に新幹線ホームを併設し3月26日に新函館北斗駅と改名。快速列車も停まらない無人駅が大出世。新幹線に接続するため、特急「スーパー北斗」「北斗」が全列車停車することになった。

ところが、新ダイヤでは、下り普通列車3本が新函館北斗駅に停車しないで、別線(藤城線)を経由する。もともとこの区間の下り特急列車は、渡島大野駅を経由しないで藤城線を通過していた。上下線が大きく離れている区間ともいえるのだが、上下の特急列車がすべて新函館北斗駅を通ると、単線区間の容量がひっ迫してしまう。そこで特急列車の通行を確保するため、普通列車の一部が迂回運転するものと思われる。

ちょっと面白い現象だが、函館駅から新函館北斗駅に向かう時は「はこだてライナー」に乗らないで、ディーゼルカーの普通列車に乗ろうとへそを曲げると思わぬ失敗をするかもしれないので、特に鉄分の多い人は気を付けよう。

5)木古内駅

北海道新幹線の中間駅で唯一道内にある駅、道内最南端の駅。かつては国鉄江差線と松前線の分岐駅で、準急停車駅。その後急行停車駅となった。青函トンネル開通後、特急停車駅となったものの、東京(上野)へ直通する寝台特急は停車しなかったので、今回の北海道新幹線開業により、木古内駅に初めて東京行きの列車が停車することになった。

6)奥津軽いまべつ駅

北海道新幹線の駅、JR北海道の駅で現在唯一道内になく青森県にある駅。津軽海峡線の津軽今別駅を改称して設置された。JR東日本に所属する津軽線の津軽二股駅に隣接していて、相互の乗換が可能だが、ともに列車本数は少ない。

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