「弁護士」の婚活、こんなに過酷になっている 弁護士の婚活事情最前線<1>
名前を知らない弁護士はいない程の超有名事務所で働いているにもかかわらず、事務所のブランド名を使わずとも自分の力でやっていける弁護士になりたいとの思いから、担当する案件に直接関係のない、セミナー講師や論文の執筆も精力的にこなしているという。
その意識の高さを見れば、今後彼が弁護士としてますます活躍するであろうことは想像に難くない。
終電で帰れない日もしばしばある程の激務ぶりは大手事務所の宿命だが、遊びにも手を抜かないのが彼の流儀だ。ゴルフ、野球、バレーボールに水泳。大のスポーツマンの彼にとって、どんなに忙しくても運動をしない生活は考えられないという。デキる男ほど自己管理も完璧で、連日の会食にもかかわらず引き締まった体をしているというのは、弁護士業界でも同じなようだ。
理論武装で女性を落とす?どうギャップを演出するのか
豊富な法律知識を武器に、緻密なロジックを組み立て相手を論破していく弁護士は、女性を口説くときも理論派なのだろうか。素朴な疑問を口にすると、彼はいつもの人懐っこい笑顔を浮かべた。
「好きな女の子ができたら、デートにガンガン誘う。論理的に口説くかって、いったい弁護士を何だと思ってるの(笑)。まあ、口説くっていうか、どうやって好きになってもらうかは一生懸命考えてるよ。俺の場合、見た目がちょっとチャラそうに見られたり、性格的にお調子者って思われやすいから、実は誠実で紳士的っていうのをアピールするかな。やっぱりギャップが大事だよね」
そんな隼人がデートでよく女の子を連れて行くお気に入りのレストランは、麻布十番の『ヒルトップ カシータ』だという。26歳にしては、レストラン選びもそつがない。
弁護士業界、収入とモテの二極化
ストレートにモテるかどうかを尋ねてみた。すると、隼人は謙遜してみせたものの、よくよく聞けば高校時代から今まで彼女が途切れたことがないという。さすがのモテぶりだが、それは弁護士という肩書に関係なく、隼人の恵まれたルックスや、男女問わず好感を持たずにはいられない明るい性格によるところが大きいのではないだろうか。
巷では、弁護士業界は不況だともっぱらの評判であるし、弁護士は職業柄理屈っぽく、デート相手としてはつまらないという不満を耳にすることもある。するとこちらの考えを見透かしたように隼人は言う。