ダイバーシティって何?(第1回)--ダイバーシティ&インクルージョンとは
ダイバーシティとは、個人の固有の外面の属性(国籍、人種、性、年齢、障害の有無など)や、内面の属性(経歴、価値観など)にかかわらず、それぞれの個を尊重すること。
インクルージョンとは、互いの良いところを認め合うこと。
ダイバーシティ・マネジメントとは、社会や組織(企業、団体など)が、ダイバーシティを推進する組織風土を浸透させることで、個々人の力を発揮して、より高い目標を達成すること。
言い換えれば、社会や組織の構成員一人一人が、自分を活かして、社会に貢献するという基本的な考え方。
私はそのように考えており、説明するとほとんどの方は「なるほど、当たり前のことではないか」とおっしゃいます。
しかし、ダイバーシティの考え方が生まれ、ダイバーシティ・マネジメントの研究や、実践が盛んに行われているアメリカでさえも、「未だに道半ば」であるといいます。
ほりい・きみこ
東京大学卒業。日本航空、外資系メーカーを経てエイボンプロダクツで営業本部長。同社退社後、経営コンサルタント・キャリアカウンセラー。2003年日本女性の活躍を願う友人たちとNPO法人GEWEL(Global Enhancement of Women’s Executive Leadership)を設立、代表理事。ダイバーシティ&インクルージョン推進のための企業向けコンサルティング、企業文化調査、研修を行うと同時に、日本社会のダイバーシティ&インクルージョン推進のために講演、執筆などを行っている。
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