日本の農業は成長産業に変えられる 大泉一貫著

従事者の6割が65歳以上、毎年1500億円の農業生産額が減る一方で輸入農産物の横溢、減反にもかかわらず輸入されるミニマムアクセス米……。明らかに衰退しているように思われる日本の農業が本当に再生できるのか。
農業は戦後、閉鎖的保護主義的になりすぎたために衰退していったと農学経済学者の著者は判定する。農業を成長産業にするためには、生産制限から生産拡大への政策転換、ビジネスとして通用する生産体制の構築、それを可能にする前向きな制度改革が必要不可欠だと指摘する。
食糧供給基盤を拡充することは、日本にとって大きな課題である。日本の農業および農政の改革案を提言した「農業成長産業論」。
新書y/洋泉社 798円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事