揺れる日本興亜損保、大株主、OBが批判

揺れる日本興亜損保、大株主、OBが批判

6月25日、日本興亜損害保険の株主総会は、兵頭誠社長と前社長である松澤建氏の“対決”で、前代未聞の大荒れとなった。

損保ジャパンとの経営統合について考えを聞かれた兵頭社長は、

「対等の精神でやっていく。今がチャンス。株主様(松澤氏)は過去から、いろいろご経験をされています。そのご経験を基に、現在を見ていらっしゃいます。私は現在を基に未来を見なくちゃいけないんです。その違いなんです」と述べた。

松澤氏がこれに憤激し「ずいぶん独断的ですね。私が将来のことを見ていないようなことを断定しないでほしい。何を言ってんだよ。議長!とんでもない失言ですよ。人をバカにするのもいいかげんにしなさい」

「そりゃぁ、失礼しました。バカになんかしていません」(兵頭社長)。

さらに、松澤氏が「将来、合併はしないと話しているが」と問うと、

「経営統合の内容は7月中に発表します。今は自主独立、対等でやっていこうと決めています。株主様も結婚されて奥様とずっと暮らしているうちに、変わることだってあるじゃないですか。将来は変わることだってありますよ。ただ、今は(対等の形で)、やっていこうよ、と」

「あなたね、私の個人的なことにまで触れることが回答なんですか!」といった具合である。

新旧社長の激しいバトルが繰り広げられたが、兵頭社長再任を含め、すべての議案が可決された。ただ、出席した株主から「情けないというか、あきれるね。これが大会社の株主総会なのか……。しかも、現社長とその社長を指名した前社長が対決とは。違う場所でやってほしい」と言われるのも当然だった。

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