ジカ熱で中南米行き航空便の予約が減少

米当局の渡航自粛勧告受け

 2月19日、旅行情報会社フォワードキーズの報告によると、中南米・カリブ海地域に向かう航空便の予約が、世界的に減少している。写真は関連地域への購入済みチケット払い戻しや路線変更を提供し始めたパナマ・コパ航空の所有機。同トクメン国際空港で1月撮影(2016年 ロイター/)

[19日 ロイター] - 旅行情報会社フォワードキーズの報告によると、米当局が、妊婦はジカウイルスの感染が広がっている中南米・カリブ海の一部の国・地域への渡航を控えるよう勧告して以降、同地域に向かう航空便の予約が、世界的に減少している。

蚊が媒介する「ジカ熱」の感染が確認された地域への航空便予約は、米疾病対策センター(CDC)がこの勧告を出した1月15日から、2月10日の間に前年比約3.4%減少した。

また予約の減少は、世界保健機関(WHO)がジカ熱について、2月1日に国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態にあたると宣言したことで加速したとみられ、1─10日の間では10%減少した。

CDCの勧告が出される以前の12月から1月上旬にかけての予約は4.9%増だった。

ジカ熱をめぐっては、ブラジルで4000例を超えている小頭症の事例との関連が疑われている。

米航空各社の中で最大の中南米ルートを持つアメリカン航空グループ<AAL.O>は19日、スコット・カービー社長の1月下旬のコメントを繰り返し、航空便の予約に大きな変化は見られていないと発表した。

フォワードキーズの報告によると、1月15日から2月10日までのブラジル行き航空便の予約は前年同期比3%減少した。

カリブ海の仏領マルティニーク島や米領バージン諸島などの人気観光地では減少率はさらに大きく、それぞれ24%、27%だった。

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