世界保健機関、「ジカ熱」で緊急事態宣言  旅行・貿易の制限必要なし

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 2月1日、世界保健機関(WHO)は、蚊が媒介する感染症「ジカ熱」について、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態にあたると宣言した。 写真はジカ熱への注意を呼びかけるマッチ箱の広告。リマで撮影(2016年 ロイター/Mariana Bazo)

[ジュネーブ/ロンドン 1日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は1日、蚊が媒介する感染症「ジカ熱」について、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態にあたると宣言した。

ジカ熱は中南米を中心に感染が拡大しており、妊婦が感染すると先天的に頭部が小さい「小頭症」の新生児が生まれる疑いがあることが指摘されている。

WHOのマーガレット・チャン事務局長は記者団に対し、国際的な協調体制が必要になると指摘。ただ、旅行や貿易の制限は必要ないと述べた。

WHOは前週、ジカ熱の感染は「爆発的に」拡大しており、米州だけで最大400万人が感染する恐れがあるとしていた。

米州保健機関(PAHO)によると、ジカ熱は米州ですでに24カ国・地域で感染が確認されている。

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