プロゴルファーにとって「五輪」の価値とは?

活躍してゴルフを普及させるのも大切なこと

リオ五輪で使用されるゴルフ場。ラフよりウェイストエリア(荒れ地)やブッシュが目立ち、グリーンの芝はコーライ。風の影響を受けるコースだ(写真:AP/アフロ)

リオデジャネイロ五輪の年が明けて、メディアも五輪の話題が多くなってきた。ゴルフ界にとっては112年ぶりに五輪競技に復活し、2020年東京五輪での開催も決まっている。ただ、五輪に向けての盛り上がりが物足りないのは、日本代表が決まるのは7月11日時点での世界ランキング(五輪ランキング)で上位の男女各2人、というのが影響しているのかもしれない。

波紋を呼んだ「エキシビション」発言

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他の競技は「代表選考会」が行われていく。マラソンの選考レースが始まっているが、毎度のように“もめそう”な雲行きで、それはそれで話題性はありそう。ゴルフの場合はそうした「区切り」がないのが災いしているのかもしれない。日本ゴルフ協会(JGA)は1月に強化指定選手男女各8人を発表したが、ランキングは変動するので、7月11日時点の上位はわからない。

選手の側からの五輪に対する意気込みもあまり伝わってこない。むしろ後込みの感もある。昨年、2013年マスターズ覇者のアダム・スコットがメジャー大会重視を宣言し「五輪はエキシビション」と発言して波紋を呼んだ。五輪復活が決まって真っ先に強化指定に手を上げた松山英樹も「メジャー優勝が目標でやってきた」という戸惑いも口にする。石川遼、宮里優作は五輪をあきらめたわけではないが強化指定は希望しなかった。2月下旬に強化指定選手の合宿を沖縄で行うが、いまのところ女子の成田美寿々、渡邉彩香、鈴木愛の3人しかエントリーしていないそうだ。

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