吉田戦車氏が、妻から「最高評価」を得たワケ 吉田戦車×伊藤理佐夫婦の「産後対談」

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伊藤:いちばん見て欲しくないところに入ってきて、このバカヤロー! こっちは感動と引き換えに命かけてんのに、「あ、血が出てる」だって。

吉田:ショックだったんだよ。それでいっぺん引っ込んだわけ。でも、生まれたての赤ちゃんって猿みたいってよく言うけど、俺の娘は普通に可愛いくて涙が出てきたね。

伊藤:とりあえず泣いとこうかな、って感じだったじゃん。でもそのあとの1カ月は、よく頑張ってくれました。

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吉田:仕事を減らして、掃除、洗濯、買い物、食事の支度とか全部やって。母乳のために、カルシウムが多い小松菜を毎日買ってきては、せっせとゆでて食べさせたしね。

伊藤:産後は、夫婦間のトラブルが起きやすいってよく聞くけど、吉田さんは成功したんですよ。私、妊娠中に育児本を読み過ぎて、『産後1ヶ月でその後の母の人生と赤子の母乳人生が決まる!』と思い込んじゃって。それで、「お願いします!産後1カ月は全部やってください!」って吉田さんにお願いしたの。そしたら、「ああ、全部やる」と引き受けてくれて、本当に頑張ってくれて。おかげで私は外に一歩も出ることなく、運ばれるエサを食べて母乳あげて寝るだけの、何かの動物みたいな生活させてもらいました。それでもときどき、イライラしてブチ切れちゃったりはしたんだけど・・・。

吉田:普通じゃないキレ方をすることあったよね。陣痛のときの俺の飲み会の話を持ち出して、なぜか「若い女と飲んでたでしょ!」って逆上したり。メンバーに一人女性がいたんだけど、それが頭のなかで「若い女」に変換されたみたいで。実際は駅弁愛好家が百貨店の折り込みチラシを手にみんなでああだこうだ言いながら酒を飲むっていう集まりなのに…。

伊藤:後日、その女性と会う機会があって、「あのときいたのは私ですから。こんなおばちゃんにキレちゃったんだって?」って言われたよ。

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