吉田戦車氏が、妻から「最高評価」を得たワケ 吉田戦車×伊藤理佐夫婦の「産後対談」

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吉田:確かに、うちの娘は生まれたときもフサフサだった。

いよいよ陣痛が来た!妻のイタイイタイ、夫のオロオロ

伊藤:出産予定日の前日に検診に行ったとき、「来週、お医者さんを目指している人たちが来るから、分娩の様子、見学させてもらっていいですか?」って聞かれて、「ああ、いいですよ」って返事しながら、「そっか、私、来週産むのか」って勝手に思い込んで帰ったんだよね。そしたら、いきなりお腹がドカーンって痛くなって。先生とさよならした6時間後には産んでた。

吉田:陣痛がはじまったとき、俺は新宿の飲み屋にいて、店がうるさいから電話やメールに気づかなくて。メールが3件入ってるのに気づいたときは動揺して、「どうやって行けばいいんだっけ?中央線だっけ?」ってオロオロした。今でもそのことを、飲み友だちに会うと言われる。

伊藤:当の私は、慌てて準備してタクシー拾ったんだけど、そのときもう陣痛の波がどんどんきて、乗れないわけ。運転手さんが、「え?これもしかして、タクシー出産やっちゃうパターン?手伝っちゃう?乗せちゃう?行っちゃう?」みたいな感じだった。唸りながら、何回も吉田さんに電話したんだけど出なくて…。病院に着いて動けなくて病院の前の茂みでうずくまってたら、助産師さんが出てきてくれてよかったよー。

吉田:電話がつながったとき、「長丁場になるかもしれないから何か食べるもの買ってきて」って言われたから、お菓子とかいろいろ買って行ったんだった。

もっとかっこよく産めると思ってたんだけど、えらい大騒ぎをしちゃいました

伊藤:すごい動揺してたよね。私はすぐ食べられてお腹にたまるゼリー系飲料を期待してたのに、普段は買いもしない焼き芋のほくほくしたスナック菓子とか買ってきて。「そんなの食べたら喉につまるわー! 袋だってやぶれないし!」って。

しばらくして「よもぎ蒸し」をやってもらったんだけど、「イテテテ、あちちち」で、あのときは本当に気絶しそうになった。「よもぎ蒸し」って言葉から、気持ちよさそうで楽になれる、痛みをなくすためにやるもんだと思い込んじゃってたのね。でも本当は、陣痛を進めるためにやるもので…。どんどん痛くなるわ熱いわで、だまされた気分になって、「この裏切り者〜!」って思った。

吉田:陣痛の間は、俺も背中さすったり、腰揉んだりしてたけど、早くケリつけてほしいなと思ってた。こっちはなんにもできないからね。

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