選手の「バド連呼」はステマではなかった スーパーボウルで価値3.6億円のコメント

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それについては、ゆっくり考えるよ。まず、やるべきことは、妻にキスすることだね。もちろん、子どもたちにも。家族と喜びを分かち合ってから、浴びるようにバドワイザーを飲むさ。

 

その後もマニング選手は、演壇上のインタビューでも再度バドワイザーについて言及。「とにかく浴びるようにバドワイザーを飲むよ」と強調した。

これに対しバドワイザーの生産会社がツイート

この思いもかけない言葉に、驚きながらも歓喜したのが、バドワイザーを生産しているビールシェア世界一のアンハイザー・ブッシュ・インベブ社(Anheuser-Busch InBev)。同社マーケティングコミュニケーションのヘッド、リサ・ウィザー氏は、以下のようなツイートを行っている。

こんにちは、ネットユーザーのみなさん。念を押しておきますが、バドワイザーはペイトン・マニング選手に、プロモーション費用をお支払いしているわけではありません。我々は彼の行動にとても驚き、多いに喜んでいます。

 

あくまでウィザー氏は、勝利コメントはマニング選手自身の言葉であることを強調し、感謝の念を表明。また、このお礼として同社は、チームのアフターパーティに50ケース(1200本)のビール(もちろんバドワイザー)を贈ったと明かしている。

エイペックス・マーケティング・グループ(Apex MG)の分析によると、マニング氏のそれぞれのコメントによる広告利益は、160万ドル(約1億8000万円)。2回の言及をあわせて、320万ドル(約3.6億円)となるという。

(文:中島未知代)

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DIGIDAY[日本版]編集部

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