さて、そのような中、K.S.さんとしては知り合いなどではなく企業回りをして生保の営業をすることで、ご自身の価値観に近づけようと奮闘されているのだと思います。
そこから考えられることは2つあります。
まずご自身で扱っている生命保険の魅力について、ご自身で納得していないのではということです。
本当に自分が納得し、よいものであると信じている商品やサービスであれば、知り合いや身近な人に自信を持って勧められるはずです。そこには後ろめたさはないはずです。
仮にそういった自分自身が納得していない仕事をしているとすると、そのサービス・商品をもって赤の他人を説得することは難しいでしょう。
したがって仕事と自身の価値観を近づけたいのであれば、考えるべきはK.S.さんとして本当に扱っている保険内容を熟知しており、自分でよい商品だと納得できるかどうかです。
自分のスタイルを確立できるか
なお、「内容を熟知」といった際に、何も自社商品の内容だけでなく、他社の販売商品との比較においてという視点も重要なのは、営業をしているからには基本となります。
そしてもう1点は、企業回りをするという行為において、K.S.さんに将来性があるかということです。
つまり企業回りを得意とする先輩や上司の方たちと比べた際に、K.S.さんとしてどんな経験やスキルが足りていないのか、そしてそれはどのようにして身に付けられるのか、またはそもそも自分の特性を考えた際にそれが目指すべき方向なのか。そういったことを十分に考慮する必要があります。
当然営業といっても人それぞれスタイルがありますから、自分自身のスタイルを確立する必要があるのですが、その際に重要なことを1点。
K.S.さんにとって法人営業は、ご自身がやりたいこととして能動的に選んだ選択でしょうか。それとも、知人などへの営業が嫌なのでという消去法的な選択でしょうか。
後者であれば創意工夫をするモチベーションという意味ではマイナスからのスタートですから、かなりの労力を必要とします。
営業自体は好きということが文章からはうかがえますから、あとはいかに商品・サービスにコミットできるか、そしてその商品を前提とした法人営業にご自身でどう将来性を切り開くための工夫をできるか、考えてください。
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