難解な本を読む技術 高田明典著
フロイトの『無意識』、ウィトゲンシュタインの『青色本』等、難解な思想書に挑んでつまずいた経験はないだろうか。大学で現代思想を教える著者は「本を読む」とはただ文字を追うことではなく、書かれている内容を「わかる」こと、つまりそこに表現されている知識や思想を自分の内部に取り込む能動的な営みであるといい、読書は「技術である」と指摘する。
現代思想の名著を自らの血肉とするために欠かせない読書技術を「予備調査、選書、通読、詳細読み」の4段階に体系化。読むにあたって必要な準備や読書ノートの作り方、実際の記入例などを示し、特に難解とされる代表的な10冊を取り上げ、実践方法も具体的に紹介している。
光文社新書 861円
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