SMAPの騒動は、なぜここまで大きくなったか

「大きな存在だった」と認識させた3つの理由

スポーツ紙のスクープをきっかけに連日連夜の報道合戦に発展したSMAPの解散騒動

1月13日の第一報から、早2週間。連日スポーツ紙の1面を飾ってきたSMAPの解散騒動をめぐる報道が、ようやく落ち着きを見せつつあります。

その間、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)での生放送謝罪、ファンの『世界にひとつだけの花』購買運動、芸能界から政界まで各界の大物がコメントするなど、「芸能界史上初」と言っていいほど、日本中を巻き込んだ大論争が起きました。

本稿では芸能記者が書くようなジャニーズ事務所や、育ての親である担当マネージャーなどの内部問題ではなく、「なぜここまで日本中を揺るがす騒動になったのか?」、そして、「彼らはこの先どんな場所に行き着くのか?」に言及していきます。

オリジナルであり、パイオニア

なぜここまで騒動が大きくなったのか? それは“SMAPというコンテンツ”が、「ファンだけでなく、多くの日本人に深く浸透したものだったから」ではないでしょうか。「ライブへ行く」コアなファン層や、「彼らの番組を見る」ライトなファン層はおろか、「番組すら見ない」人々さえ、「もう見られなくなったら寂しい」と感じたことがそれを証明しています。

多くの人が「SMAPは思っていた以上に大きな存在だった」と感じた理由で、考えられるのは3つあります。

まず1つ目は、“オリジナル(元祖)の強み”と“パイオニア(開拓者)へのリスペクト”。SMAPはアイドルグループながらプライムタイム(19~23時)のバラエティ番組を持ち、歌や踊りだけでなく、コント、司会、本格的な料理などに挑戦して芸能界やテレビ番組の常識を次々と覆していきました。

現在、同じジャニーズ事務所の「TOKIO」や「嵐」がみずからのバラエティ番組を持って活躍しているのも、引いては、女性アイドルグループの「モーニング娘。」や「AKB48」がさまざまな分野に進出できたのも、「SMAPがアイドルの新たな可能性を切り拓いてくれたから」ということを日本人は知っているのです。そんな「リスペクトされるべき彼らのピンチを黙って見ていられない」という人は多かったのではないでしょうか。

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