新日本石油がCO2排出ゼロのモデル住宅完成、来期発売目指す
新日本石油はこのほど、太陽光発電や燃料電池などの新エネルギーを活用することで、実質的な二酸化炭素(CO2)排出量をゼロにする実証試験の拠点となるモデル住宅を神奈川・横浜市内に設立した。
「創エネハウス」と銘打ったこのモデル住宅は二階建てで、延べ床面積は160平方メートル。新エネルギーに加え、太陽熱温水システムなどの機器も設置し、最適なエネルギー利用の組み合わせを検証しようという試みだ。住宅には高断熱・高気密の建材を使用し、熱を外へ逃さないようにした。内部も空気が循環しやすいような設計を施すことで光熱費の削減が可能になるとしている。
同住宅には新日本石油の社員が実際に生活し、CO2の排出量やエネルギーの使用量などを測定。ライフスタイルに応じた機器の効率的な組み合わせなどを研究し、「住宅用総合エネルギーシステム」として2011年3月期の商品化を目指す。
同社の西尾進路社長は「お手ごろな値段にならないと普及はしない」などと述べ、将来は200万~300万円程度の価格で販売したい意向を示した。
(松崎 泰弘)
《東洋経済・最新業績予想》
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益
連本2008.03 7,523,990 263,962 275,666 148,306
連本2009.03予 7,600,000 -304,000 -270,000 -240,000
連本2010.03予 6,500,000 127,000 161,000 110,000
連中2008.09 4,283,629 86,451 58,156 20,166
連中2009.09予 3,100,000 60,000 68,500 45,000
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1株益¥ 1株配¥
連本2008.03 101.5 12
連本2009.03予 -164.6 20
連本2010.03予 75.5 20
連中2008.09 13.8 10
連中2009.09予 30.9 10
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