尾上 菊五郎(おのえ きくごろう)
Kikugorou Onoe
歌舞伎役者
八代目 尾上菊五郎、1977年生まれ。七代目尾上菊五郎の長男。
1984年六代目尾上丑之助を名乗り初舞台。1996年『弁天娘女男白浪』の弁天小僧菊之助ほかで五代目尾上菊之助を襲名。
立役では『髪結新三』の髪結新三、『魚屋宗五郎』の宗五郎、『人情噺文七元結』の左官長兵衛、『義経千本桜』の新中納言知盛、いがみの権太、源九郎狐の三役など、女形では『伽羅先代萩』の政岡、『摂州合邦辻』の玉手御前、『籠釣瓶花街酔醒』の兵庫屋八ツ橋など、舞踊では『春興鏡獅子』『京鹿子娘道成寺』『土蜘』などをはじめ、音羽屋ゆかりの芸から新たな役柄まで幅広い分野で高い評価を得る。
2005年『NINAGAWA十二夜』でシェイクスピア作品を歌舞伎として上演。同作品はイギリスでも上演され高い評価を得る。2017年『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』、2019年『風の谷のナウシカ』、2023年『ファイナルファンタジーX』など新作歌舞伎にも積極的に取り組む。
映画やドラマなどでも幅広く活躍、受賞多数。屋号、音羽屋。2025年5月八代目菊五郎襲名。息子の六代目菊之助との同時襲名を祝した『音羽屋三代 八代目尾上菊五郎 六代目尾上菊之助襲名記念』を小学館より出版。
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