中村 天風(なかむら てんぷう) Tenpu Nakamura
哲人(語録)

東京都王子で生まれる。本名は三郎。やんちゃな幼少期を過ごし、20代半ばに日露戦争の軍事スパイとして満州に赴任する。30歳のとき、当時「死病」だった肺結核を発病。「座して死を待つよりも」と欧米の哲学者たちを訪ね歩く。しかし望む答えを得られず、失意の帰路、吐血したカイロのホテルで「ヨガの聖者」カリアッパ師と出会う。そのままヒマラヤの麓まで行き、数年間の指導を受けて病を克服。日本人最初のヨガ直伝者といわれる。帰国後、1919年より講演活動を開始。波乱の半生から得た教えと独特な語り口で、多くの人を勇気づけ魅了する。その教えは「天風哲学」として皇族や政財界の重鎮、海外にまで影響を与えた。1968年逝去、享年92。

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