後悔しない「不妊治療の病院選び」ポイント5つ 体外受精を行う病院は日本に約600あるが・・・

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不妊治療における「病院選びのポイント」とは?(写真:リプロダクションクリニック提供)
「不妊」とは、妊娠を望む男女が避妊をしないで「1年」性交をしているにもかかわらず妊娠しないこと、とされています。
ただ、もしかして不妊かも?と思っても「どこで何をすればいいか」わかっている人は少ないのではないでしょうか。
4日連続特集「不妊治療は “ひとごと” ですか?」2日目第1回は、これから不妊治療を始める人が知っておきたい「病院選びのポイント」を専門家に聞きました。
【2日目のそのほかの記事】(1日目の記事はこちらからご覧ください)
第2回:40歳を前に「卵子凍結」した女性の偽らざる本音
第3回:不妊治療の人を襲う「よかれと思って暴言」の苦痛
第4回:「1年以内に閉経も」32歳女性が選んだ妊娠への道

30代後半であれば「半年」で受診を

「そもそも、不妊治療を始める前の人の多くは“自分が受診すべきタイミング”をわかっていない」と妊活支援サービス・ファミワンの不妊症看護認定看護師・西岡有可さんは言います。

「35歳未満くらいであれば妊活開始から1年、35〜39歳なら半年、40歳以上はすぐにでも検査をしたほうがいい。さらに、生理不順の人や子宮筋腫を指摘されたことがある人などは年齢にかかわらず、半年、1年待つメリットは何もない」(西岡さん)。いつ受診すべきかは、自分の年齢や状況によるということです。

この特集の一覧はこちら

そこから不妊治療の第一歩「病院選び」をすることになりますが、多くの人にとっては未知の世界。最初から自分に合うクリニックを見つけるのは至難の業です。

そんなときは、「迷っていつまでもいかないより、まずは家や職場の近くなど通いやすいところで検査だけでも受けてみたほうがいい」と言うのは、不妊治療当事者を支援するNPO法人Fineの代表・松本亜樹子さん。

ただ検査といっても、健康診断に付随しているような「子宮がん・子宮頸がん検診(子宮頸部細胞診)」では不十分。これらの検査で問題なくとも、排卵や卵管、精子など不妊に繋がる因子は多くあるため、不妊に特化した検査が必要になります。

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