日本人の非効率な働き方は「休み方」が原因だ

実は会社や仕事のために休んでいませんか?

今僕は、平日は広告代理店で働くかたわら、週末だけで世界中を旅するサラリーマン、『リーマントラベラー』として、活動しています。本業であるサラリーマンとはまったく別の時間で、帰宅後や週末でサラリーマン向けの旅行情報などを発信しています。

コンゴ共和国で子どもたちと(筆者提供)

2016年には「日本にいるときはトランジット」と考え、3カ月間毎週末海外旅行へ行き、5大陸18カ国を制覇。週末だけで「世界一周」を達成しました。今では、テレビや新聞、雑誌といったメディアにも出させていただけるようになりました。

当初は週末活動だけ楽しむことに不安も

当初は「会社の外に本気でやりたいことを見つけていいのだろうか」と不安でしたが、多くの人に相談しても答えは出なかったので、ワクワクしている自分の気持ちにしたがって挑戦しました。結果、プライベートの活動が、仕事に還元される場面も出てきて、本業にも相乗効果が生まれつつあります。

まず最初に実感したのは社内外の人との関係が広がって、改善したこと。プライベートの活動にも本気で取り組んだ結果、社内だけではなく、取引先の方まで活動に興味を持ってくれ、プライベートの話題を足掛かりにさまざまな人間関係を築くことができました。また、本気で取り組んだからこそ得られる知見や経験値を持ったことで、「その道のプロ」として、僕の場合は、旅行関連の仕事の相談が社内外から舞い込むようになりました。

そして、休み方改革を通じて学んだのは、「自ら考え、自ら決定する」ということです。これこそが、働き方改革にも生き方改革にも共通して通ずる、一番の学びであり、今の日本人に最も欠けている姿勢なのではないでしょうか。

ラオスでは象使いに挑戦した(筆者提供)

振り返ってみると、日本の教育において「自ら考え、決定する」ことを学ぶ機会は、少なくとも僕は一度もありませんでした。日本の教育は、「決められた答えを導き出すこと」に特化していて、あらかじめ決められた答えをいかに早く導き出すか、それがテストで計測され、それにより偏差値が決められます。

一方で、自ら考えて決定し、そして行動するという能力が培われることはほぼありません。こうして同じ目標に向かって行動することがよしとされた結果、特に何の疑問を持たず高校へ行き、大学に進学し、就活を経て社会人になる。

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