日本人の非効率な働き方は「休み方」が原因だ 実は会社や仕事のために休んでいませんか?

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社会人になってからも、そう。もちろん自ら考えることはすると思いますが、「自ら決定する」こと、そして行動することは、サラリーマンではなかなかできないと思います。どちらかというと、会社から決められたルールや作法の中で、先輩と同じような仕事の仕方を半ば強要され、前年の実績を超えるためだけに成果を出すように言われ、いかに実績を超えるかだけを考え、寝る間を惜しんで働く。

結果、人生のすべての時間を会社に捧げ、気がつくと、いわゆる社畜のような生活をしている。そんな働き方にあまり疑問を感じず、自然と受け入れている方も多いのではないでしょうか。僕もかつてはそうでした。

しかし、自主的に休み方を変えたことで、自ら考え、自ら決定する習慣が自然と身に付きました。休み方を変えるには、「いかにして全力で休みを満喫するか」を自ら考えて決め、行動に移さなくてはなりません。そうしないと、週末をダラダラ過ごしてしまい、あっという間に月曜を迎えてしまいます。

休み方改革は楽しみながら取り組める

休み方改革のいいところは、楽しみながらできるところです。好きなことにいかにして打ち込むか。それを考えるのは、誰でも楽しみながらできるはず。人生を楽しみながら、自ら考え、自ら決定することまで自然と習慣化できるわけです。

『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

せっかくの休みが、仕事や会社のためになっている人も少なくないでしょう。休んで体調を整えたり、趣味に打ち込んで英気を養ったり、平日にはできない家族サービスをしたり……すべての活動がそうとは言いませんが、気がつかないうちに、自分のためではなく、仕事や会社のための活動をして週末を過ごしている状態に陥っているかもしれません。そして、無意識のうちに、月曜日に疲れを残さないことを考え、人生がすべて会社中心に回っている。

もし、そんな生活を少しでも見直したいということであれば、ぜひ次の休みには、休み方改革にトライしてみてはどうでしょうか。「自分が何をしたいのか」「家族が何をしたいのか」を軸に考えて決め、行動に移す。その一歩が、休み方、働き方、結果的に生き方を変えるかもしれません。会社が働き方改革によって制度を変えている今こそ、自らの意識も変えてみませんか。

東松 寛文 リーマントラベラー、休み方研究家

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とうまつ ひろふみ

神戸大学経営学部卒業。広告代理店で働くかたわら、週末で世界中を旅する「リーマントラベラー」に。週末で人生を変えた休み方のスペシャリストとして「休み方研究家」としても活動。オーストラリア『ケアンズ&グレートバリアリーフ観光大使』、岐阜県『羽島市アンバサダー』。70カ国159都市に渡航。3カ月で世界一周を達成し『地球の歩き方』から旅のプロに選出。TV・新聞・雑誌などメディア出演・執筆多数。全国各地で講演も。著書に『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』、『休み方改革』、『週末だけで70ヵ国159都市を旅したリーマントラベラーが教える 自分の時間の作り方』InstagramTwitter

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