日本人の非効率な働き方は「休み方」が原因だ 実は会社や仕事のために休んでいませんか?
2010年に大学を卒業し、広告代理店に入社。そこで最初に待ち受けていたのは、激務の社畜寸前のサラリーマン生活でした。毎日、終電まで働くか、“お付き合い”の飲み会でタクシー帰り。休日も土曜は夕方まで寝て、合コンへ繰り出し、朝まで飲んで、日曜も夕方まで寝る。ただただ、それが続く日々を送っていました。
そんな中、社会人3年目で初めて、無理矢理休みをもらって、海外旅行に。そこで、見事に海外旅行にハマってしまいました。しかし、当時はなかなか休みが取れない生活。それでも海外旅行に行きたい! そこで僕は、土日や3連休だけでも海外旅行に行く生活を始めました。週末だけなら、仕事にも影響を与えません。まずは、休み方を変えてみたのです。
すると、社畜寸前生活に、思わぬ変化が。不思議なことに、おのずと仕事に対する意識が変わり、働き方が変わり始めたのです。
週末を意識して働くようになったことで
週末で海外へ行く場合、金曜日の夜のフライトで出発することが多いです。そのため、旅行に行く週の金曜日は早めに仕事を終わらせて、空港に向かわなくてはなりません。となると、それまでのようにエンドレスで残業しているとフライトに間に合わないため、週の初めから週末を意識して計画的に働くようになりました。週末を意識して働くことで、自ら考えて行動するようになったわけです。
これを続けているうちに、習慣化され、気が付くと旅に行かない週も、自然と効率的に仕事ができるようになりました。「旅行に行きたい!」という一心で働いた結果、僕の働き方は一変したのです。
自ら働き方を変えたことで、意図せぬ「副産物」も得ました。圧倒的に残業時間が減ったにもかかわらず、会社での評価が上がったのです。働き方を変えるといっても、サラリーマンである以上、残業時間を減らすだけではいけません。そこで、「今まで以上に成果を出す」と決めて働きました。そう意識するだけで、労働時間が短くなっても、それまでと同等、あるいはそれ上の成果を出すことができるようになったのです。
このとき初めて、それまでいかに非効率的に仕事をしていたのか(全力で取り組んでいたつもりでしたが)思い知らされました。同時に休み方を変えて、休みの日も全力で過ごすようになったおかげで、圧倒的にインプットの量が増えました。結果、新しいアイデアがたくさん生まれ、それが仕事にも還元されるようになったのです。
そして、さらなる副産物を得ることになります。オンもオフも全力で生きることができるようになった結果、それを通じて、本気でやりたいことを見つけ、自分らしい生き方を見つけることができたのです。
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