私は、こうやって「眼科開業医」を仕留めた 東京の「婚活事情」最前線<1>

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「今はお料理教室とか、テーブルコーディネートとか、好きな習い事にいろいろ通わせてもらってる。私も家のことをするのは好きだし、旦那さんもそれを喜んでくれるから、相性がいいのかな。年が離れてるからか、ケンカもまったくなくて。」彼女はとても幸せそうだ。

東京での己の位置を知れ。有加子の婚活戦略解説

どんなに美人でも、男に恵まれずギスギスと尖って乾いていく女もたくさんいる。

愛してくれる夫を見つけたことで、またそれに素直に感謝することで、水を得た魚と言わんばかりに美しく魅力的な女に変身を遂げた有加子。愛情はもちろんだが、金をかけられた女はそれだけ美しくなるのだと実感せずにはいられない。30歳を過ぎると、裕福な生活はそのままオーラとなって身を包んでしまう。

「思うようにいい人が見つからなくて、疲れることも結構あったけど。でも時間は止まってはくれないし、出会いを探し続けてよかった。あの時婚活がんばって本当に良かったな」

彼女の婚活は「大勝利」といえよう。

その成功の秘訣は、人と自分を比べず、自分の価値と長所を見極めた上で、その中で最大限の良い男を見つけようとしたことだといえる。また自分に正直に、結婚というきちんとした目標を定め、回り道をせずに素直に突き進むということは、意外と誰しもができることではない。

婚活初期は都会の一流とも言える女友達と行動を共にしていたが、そこでは埋もれてしまう自分の存在を有加子は素直に受け止めた。

結婚相談所に登録し、思いのほか出会いが広がり自信をつけることで有加子は魅力を増し、東京の中心で出会いを探すことだけが婚活の方法ではないと知り、合コンなど表に出ていない男性になら自分の市場価値はまだ十分に高いと知った。

そんな中知人の紹介で出会った地味だが真面目な40歳の医師は、すでに場数を踏んでいる有加子にとって落とすのはまったく難しいことでなく、有加子にとっても結婚願望があり安心感を抱ける彼は十分に愛せる存在になった。

彼女は真面目で優しくしっかりした性格であり、結婚願望のある男性に対して「紹介されやすい女」だったとも言える。難しいことはせず、彼女は自分に合った婚活法をきちんと見定めていたのだ。

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