吉本興業のタイ事業を背負うタイ人の正体

韓流に負けない「日本のよさ」をもっともっと

――タイでのよしもと。どう展開しますか。

ウィキペディア(英語版)で吉本興業を開くと「ジャパン・エンタテイメント・コングロマリット」と出てくる。コングロマリットです。これだけの規模のエンタメ会社がアジアにあるか。そのブランドを背負っている。

大崎のアジア戦略は、超ドメスティックな会社が一気に海外のチャンスを探ろうという、これまで誰もやらなかったチャレンジです。先頭に立つのが、タイよしもと。アジア代表として恥ずかしくない展開をしたい。

笑ってくれるけど、おカネにするのはたいへん

Wim MANOPIMOK/1971年生まれ。父の起業に伴い、4歳で日本に移住。母は台湾人で家庭での共通語は日本語だった。13歳でタイに戻り、インターナショナルスクールに入学。再び来日し早稲田大学大学院卒業。3年半、アイリスオーヤマの大山健太郎社長に鍛えられる。2000年、タイに帰国。貿易、コンサルタント、投資、ラジオ局運営など幅広く活動

お笑い、オタク、J-POP。いろんな切り口がある。目につきやすいところでは、「住みます芸人」とMCIPホールディングスでしょうか。

吉本興業が47都道府県に芸人を住まわせる企画、「住みます芸人」。アジア版としてバンコクに3人住んでいる。

MCIPは吉本興業、電通、ドミンゴなど民間6社とクールジャパン機構が共同出資し、ジャパン・コンテンツを浸透させる事業体です。タイでの事業をタイよしもとが担っている。

タイのタレントを使った日本の紹介番組やタイのコミコン(漫画などの大衆文化のコンベンション)、日本語のアニメソングのオーディションを企画したりしている。

正直、まだまだテスト段階です。いろいろ仕込み、スクラップ&ビルドもやっていかないと。

タイの「住みます芸人」の3人は、無料トークショーをやると、みんな笑ってくれる。でも、おカネにしていくのは大変。アニメのドラえもんやワンピースはタイでも凄い人気なんだけど、日本人のタレントとなると「?」なんですよ。

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