有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

「イソジン」が、カバくんに別れを告げた理由 明治、看板商品を襲うライセンス解消の衝撃

5分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

明治側は長期的な提携関係の維持を望んでいたが、2015年3月に、ムンディファーマからイソジンブランドのライセンス契約解消の通知が届く。8月には明治がそれを了承する形で、契約解消に伴う合意書をムンディと締結した。

ムンディが一見唐突に契約解消を求めてきたのには、理由がある。同社は慢性腰痛やがんに伴う痛みの治療薬などを欧米中心に販売してきたが昨年から日本を重点地域に定め、積極投資を開始している。

その一環で、日本市場に浸透したイソジンブランドの自社展開を決断した。

50年超の蜜月関係に打たれた終止符

契約解消の合意に基づき、ムンディは来年3月末に「イソジンうがい薬」などの一般用医薬品、8月初めに「イソジンガーグル液」などの医療用医薬品の製造販売承認を明治から引き継ぐ。

カバくんは明治に残留する

単にこれまであった製品を引き継ぐだけでなく、今後は新製品の追加も視野に入れる。

ムンディは殺菌成分ポビドンヨードを含むイソジン製品を、海外30カ国以上で「Betadine(ベタダイン)」ブランドで販売している。

海外では日本にまだないフェミニンケア用や、きずスプレーなど幅広い製品を販売しており、イソジンブランドで日本に投入することも検討する。

ムンディは国内の自社の販路がまだ充実していないため、来年4月からイソジン製品を販売するパートナーとして、塩野義製薬を選んだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数