就活に役立つ!「会社四季報」使いこなし術【第1回】--読み方を知ればこわくない!3600社の基本情報が一目瞭然
「じゃあ、どうやって調べたらいいの?」
そんな就活生にぜひ使いこなしてもらいたいのが、「会社四季報」(東洋経済新報社刊)です。日本の主な企業の事業内容や業績動向、財務内容などをコンパクトにまとめた雑誌で名前のとおり、3カ月に1回発行される季刊誌です。
会社四季報は主には株式投資家向けに愛用されています。全部で2000ページ近くにも及び、中を開けば、一般の人にはあまり見慣れない用語と数字がびっしりと並んでいます。一見すると就活生にはとてもとっつきにくい印象があるかもしれません。
しかし、実は使いこなせば、これほど就活に役立つグッズもありません。ちょっとしたコツで読み方を知れば、先ほど質問した項目にも、すべて答えられるようになります。ホームページの会社案内にも決して載っていない情報、そして就活生ひとり一人の目的に合ったオリジナルな深い情報を得ることもできるのです。
会社四季報に掲載されている企業は約3600社。掲載されている企業は、すべて株式を一般の投資家でも売買ができるようにしています。これを「上場企業」といいます。一般の企業が株式を上場するためには、一定の条件を満たさなければならないうえ、企業の中身をかなり情報開示しなければなりません。