「ボーナスが消えてなくなる人」の残念な習慣 計画的に使わなければ、残るものも残らない

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ボーナスが入る前に、優先順位と予算を決めておきましょう。上から順番に、優先順位と緊急性が高い物とその予算です。

<例>
1, 借金返済 10万円
2, 貯金 10万円
3, 掃除機買い替え 7万円
4, 車検代 10万円
5, 記念旅行の積み立て 10万円
6, カジュアルなコート 3万円

7, できたら食事(しゃぶしゃぶかふぐ料理)

 

優先順位と予算のリストを作っておけば、衝動買いがなくなります。リストにないものを買おうとした場合は、ここから何かを削ります。まとまったお金があるとはいえ、ボーナスは打ち出の小槌ではありませんから、予算内に収める事が大事です。

1番から6番までの合計は予算の合計は、50万円。もし50万円以上、ボーナスが出れば、7番のしゃぶしゃぶやふぐなど好きなことに使うか、貯金に多く回せます。

50万円以下なら、途中まで実現できることになります。もし、40万円なら記念旅行用の積立金を減らして、毎月の給料から捻出するか、掃除機を安いものにするか、車検を安く済ませられないか考えます。避けたいのは、2番の貯金をなくしてしまうこと。「ボーナスが少なかったから」と言い訳して、ほかの予算を減らせないと、いつまでたってもお金がたまらない体質から脱出できません。

ボーナスは一発逆転のチャンス!

筆者が先日テレビに出演した際、ある女優さんが「私はボーナスがないので、会社員の方がうらやましいですね。不安定な職業なのでしっかりお金を貯めています」とおっしゃっていました。ボーナスのない会社や、自営業者からすると、定期収入がありさらに、ボーナスがあるというのはとても恵まれています。

ボーナスをもらう前の使いみち調査では、「貯金したい」と答える人が多いのですが、実際は、手元に残らない人も少なからずいます。ボーナスを毎年もらえる生活を長く続けていると、それほどありがたいとは感じず「もらえて当然」だと思い、日々の生活に回したり、何かに消えてしまったりするのです。

ボーナスは、一気に預金残高をアップさせるビッグチャンスです。夏と冬のボーナスを10万円ずつ20年間貯めただけでも、400万円。3%で運用できたら、およそ500万円になります。500万円あったら、何に使いますか? ボーナスがある特権を生かして、今度のボーナスこそは計画的に使い、貯めない手はありません。

山口 京子 ファイナンシャルプランナー

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やまぐち きょうこ / Kyoko Yamaguchi

1966年名古屋市生まれ。金城学院中学、金城学院高校、金城学院大学卒業。現在は、情報サイト・オールアバウト「家計簿・家計管理」「お金美人のすすめ」執筆、テレビ、ラジオ、セミナーで活動中。著書に『お金持ち名古屋人八つの習慣』がある。

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