自己理解の次に大切なのは、ストレスといかに付き合っていくかという「技術」を習得することです。ストレスがない状態を目指すのは、現実的ではありません。
カリフォルニア大学ブレスロー博士の説によれば、7つの方法が有効だとしています。
② 朝食を取る
③ 間食をしない
④ 理想体重から5%以内の体重を保つ
⑤ 適度にアルコールを摂取する
⑥ 禁煙する
⑦ 適度な運動を行う
たとえば、「リラックスする」だけでもさまざまな方法がありますから、自分に合った対応方法を見つけていただきたいと思います。
自分の心の管理が重要なことは言うまでもありませんが、リーダーとしてはメンバーの心の管理にも十分な配慮をしていく必要があります。その際のキーワードは「普段との違い」です。
「何かおかしい」ということに気がつくためには、「普段の状況」をしっかり把握していなければなりません。そのためには、日々のコミュニケーションが欠かせません。1日1分でもすべてのメンバーと会話を交わし、顔色の変化を確認するといったことに、リーダーとして真剣に向き合い、しっかり時間を使うようにすべきです。毎日のコミュニケーションを重ねることにより、症状が継続しているかどうかを確認することも可能になります。
このように現状をしっかり把握したうえで、異常を感じた場合には「通院を勧める」「一緒に病院に相談に行くことを切り出す」「緊急性を要する場合には直接医師に相談する」などの対処をするようにしましょう。
技をマネジメントせよ
変化のスピードがきわめて速い現在、自分に必要な能力は何かを考え、継続的に開発し続けること=学び続けることが、最も重要なことだと言っても過言ではないでしょう。
ビジネスパーソンが能力開発を始めるひとつのパターンは、すぐに必要とされる能力を身につけようとするものです。たとえば、営業部からマーケティング部に異動したら、マーケティング部で使われている言葉そのものがまったくわからずに困ってしまったというような状況です。
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