小型商用車のシェア奪回へ、日産が“異例”の発表会
日産自動車は15日、商用車「キャラバン」を11年ぶりにモデルチェンジし、「NV350キャラバン」として発売した。
神奈川県横浜市の日産本社で行われた発表会。「この車を小型商用車のトップブランドにする」。志賀俊之COO(最高執行責任者)はそう力を込めた(写真)。発表会には志賀COOのほか、アンディ・パーマー副社長など多くの日産幹部、社員が出席。商用車の発表会では異例ともいえる力の入れようだ。
理由はシェア奪回だ。かつて同車はトヨタ自動車の「ハイエース」と競い合っていたが、近年はハイエースに大きく水を開けられている。現行キャラバンのシェアは約14%。新型車では月間販売台数2000台を計画し、志賀COOは「当面はシェア4割を目指す」と語る。
「開発にあたってはすべての面でライバルを圧倒するように指示した」(同)。
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