元ドンキのバイヤー参戦「ランディーズドーナツ」…飲食未経験なのに"L.A.の象徴"を日本へ持ってきた理由 OPEN日は深夜1時から並んだ人も

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芳賀氏はドン・キホーテのバイヤーを20年、その後は不動産経営や通販・ゲームセンターなどを運営する企業を経営してきた経歴の持ち主だ。飲食店の経験はないという芳賀氏が、ランディーズドーナツを日本で始めたのはなぜだったのだろうか。

「きっかけは2024年3月のフランチャイズショー。いかにもアメリカっぽいポップなブースを見かけて“ビビッ”ときた。これは日本で展開したら面白そうだ、と。若者にもうけそうだし、自分の年代にとっては懐かしさもある」(芳賀氏)

芳賀氏が20代の頃、音楽やダンス、ストリートファッションなど、ロサンゼルス発祥のカルチャーは憧れだったのだという。

1号店の立地は、まず渋谷界隈であること、厨房設備やオブジェのためのスペースが確保できること、などを考慮して選定したという。なお、ロサンゼルス本店のオブジェは直径約10mだが、日本版はもう少し控えめで、直径約4mとなっている。

ランディーズドーナツ 日本版のオブジェ
日本版のオブジェはやや控えめで直径4m(撮影:梅谷秀司)
本場のオブジェ
本場のオブジェはかなり大きい(写真:グリット・インターナショナル)

「ロサンゼルスでは、ランディーズドーナツは店舗も周囲に何もないような郊外にある。ボリュームがあって安く、カジュアルに誰もが食べるスナックのイメージだ」(芳賀氏)

ドン・キホーテの手法 3〜4段のきっかけづくり

一方、日本のブランディングや店づくりは、ドン・キホーテやエンタメのノウハウを生かしたという。

最大の特徴は、人の背丈より高い特大のショーケースだ。陳列される40種類以上・約1000個の色とりどりのドーナツはキラキラと輝いているようで、思わず歓声をあげたくなる。

特大のショーケース
人の背丈より高い特大のショーケース(撮影:梅谷秀司)

インテリアはロサンゼルスの世界観を再現。テーブルやチェアもアメリカ製にこだわった。

アメリカ製のテーブルやチェア
テーブルやチェアもアメリカ製にこだわった(撮影:梅谷秀司)
店舗のインテリア
インテリアはロサンゼルスの世界観を再現している(撮影:梅谷秀司)

「来店されたお客様はまず看板のオブジェの写真を撮って、次にショーケースの写真を撮る。購入後に持ち帰って箱を開けたところで、また写真を撮る。店頭でおしゃれ、かっこいい、すごい、と感動して、最後に食べて『おいしい』と感じる。このように3段、4段で驚きや感動のきっかけを用意している。ドン・キホーテの売り場づくりと同じで、単に商品を売るだけではなく、世界観に没頭してもらう意図がある」(芳賀氏)

アパレルも販売
アパレルも販売(撮影:梅谷秀司)

グッズも販売しており、アパレルに関しては日本オリジナルだという。

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