「洗濯機でガンガン洗ってもヨレない!」累計26万枚のワークマン《980円Tシャツ》が季節商品から"通年レギュラー"になった納得の訳

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価格設定はワークマンが商品開発で重視しているポイントの一つ。「ワークマンの商品開発ではまず価格を設定して、その後に仕様を決めるんです」と松重さんは解説する。

そして、販売を開始した後の価格維持も重視しているという。

「このTシャツの場合、生地の素材である綿の価格が2倍になったことがあるんです。採算が取れないと販売の継続は難しいのですが、その時に開発担当者が中国や東南アジアの協力工場に足を運んで、0.1円単位で交渉をしました」

消費者の目線に立ってコツコツとした企業努力を続けるワークマン。その開発体制は独特だ。商品を開発する担当は、デザインを専門的に学んだ社員ではなく総合職として入社した社員。店舗に足を運び、顧客のニーズを把握しながら知識をゼロから学ぶそうだ。

「ワークマンでは『声のする方に進化する』というスローガンを掲げていて。生活している人の視点で商品を開発することがワークマンらしさにつながっているのだと思います」

作業服から健康服へ!?―ワークマンの成長戦略

ワークマンではリカバリーウェアも好調だ。一般的なリカバリーウェアが8000円以上で販売されていることに対して、4000円未満で販売。各店舗で在庫切れが相次ぎ、2025年には累計で約300万点が販売された。実はこのリカバリーウェアの開発には2021年から取り組んでいる。

「現在のパジャマのようなタイプではありませんが、タイツやコンプレッションタイプのリカバリーウェアは以前から開発をしています。現場の人が翌日に疲れを持ち越さないための服として販売してきました」

ワークマンのヒット商品には高機能なものが多い。それらは職人向けの商品開発の過程で培われたものだ。販売価格をベースにコンセプトを立て、素材の使い方や製造方法などのノウハウを確立し、一般商品向けに横展開。そしてヒット商品へと成長させている。

健康や疲労回復に関する注目が集まり続ける日本。その中でワークマンはどのような商品を開発していくのであろうか。

【ジム通いに愛用しているシューズについて書いた記事はこちら】
前編:1万足でヒットと言われる靴市場で「年50万」「累計850万」の爆売れ…ワークマン《780円シューズ》が静かに勝ち続ける訳
中たんぺいのまんぷくウェルネス
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中 たんぺい フリーライター

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なか たんぺい / Tanpei Naka

1989年生まれ。グルメ・テック・Webエンタメに関わるヒト・モノ・コトの魅力を深掘りするライターとして活動を行う。メーカー勤務10年を経て独立。群馬県在住。

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