「職人さんは気に入った商品を継続して使う方が多いです。また、現場を転々としますよね。ワークマンは全国に1087店舗ありますし、店舗は午前7時にオープンしています。購入しやすいことも安定的な売り上げにつながっている理由のひとつだと思います」
バンドマンにタクシードライバーも愛用!
「建さん作業靴Ⅱ」は建設現場以外の使用シーンに拡大している。最近では、タクシードライバーが履くドライビングシューズとして購入する人やドラムを叩く時に使用する人も増えているという。
「予想外ですよね。ただ、こういうことはたまに起こります。以前は、滑りにくさが特徴の厨房用シューズが妊婦さんに広まったこともありました。警備員さん向けのレインコートがバイクに乗る人たちの間で人気になったこともあります」
特定の用途に特化し、機能性を突き詰める。そして、長期間安定的に販売することで低価格を実現する。このビジネスモデルを後押しするひとつの要因が2018年より展開しているワークマンプラスだ。職人ではない人向けの店舗を作ることで、一般の人が機能性の高い商品を手に取りやすくなった。
最近ではアウトドアやスポーツ用のシューズ開発にも注力している。2025年度における販売数は175万足。「シューズの需要も年々増えています」と松重さんは話す。
筆者の訪れた店舗でも3000円未満のシューズが販売されていた。無骨なデザインの商品は多いが、これからアウトドアを始める人にとっては購入しやすい価格だ。
ただし、ワークマンのメイン商品は職人が使用する作業服やシューズ。「商品開発の中心はやはり作業用の商品です」と松重さんは改めて強調する。
「労働寿命を伸ばすための商品づくりが今後も中心になります。その中で培った技術や知見を生かして、スポーツやアウトドアなど他の分野にも展開していきたいと考えています」
建設現場で働く職人のニーズに応え、そこで培った開発力で新たな商品を生み出すワークマン。今後、どのような高機能商品を市場へ投入するのか。その動向に期待したい。
後編ではジム通いに愛用しているTシャツを紹介する。
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