「◯◯と言ったら教師を辞める」元教員が自分に課していた「叱り方」の4ルールと、"子どもを叱って自己嫌悪"から脱却する方法とは?
叱るとは、「いけない」で終わらせることではありません。「ではどうすればよかったのか」を子どもと共に考える営みであると考えます。
私が定めていたルール4つ
小学校教員時代、私はいくつかの自分なりのルールを設けていました。
1. 保護者や小学生時代の自分が隣にいると想定して話すこと。もし言えない言葉であれば、子どもにも言うべきではないと考えました。
2. 「教育委員会に言う」と言われても(実際に子どもに言われたこともあります)、「どうぞ伝えてください」と言える指導を行うこと。そう言えない場合は、内容か伝え方を見直す必要があると判断しました。
3. 緊急時を除いて、叱る前にメモを取ること。一呼吸置くためにそのようにしていました。また、「バカ」「アホ」といった言葉を使ったら教師を辞めると自分に課していました。
4. 同じことを伝え続ける場合でも筋を通すこと。それでも理不尽な状況が生じることがあります。そのため、教員を守る制度や仕組みを整えることも必要であると考えます。
「心に響く叱り方を教えてほしい」と言われることがあります。しかし、重要なのは響かせる技術ではありません。
叱ることに過度に感情を乗せる必要はありません。褒めることについても同様です。重要なのは、行動に対して具体的なフィードバックを行い、その意味を共に確認することです。
「この行為はよくなかった」と伝えるだけでは不十分です。「なぜよくなかったのか」を明確にし、「ではどうするのがよかったのか」を共に考えます。その積み重ねによって、子どもは社会で生きる基準を自分のものにしていきます。
叱るとは怒りを表出する行為ではありません。社会で生きるための基準を、子どもと共に確認していく営みであると私は考えています。
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