「◯◯と言ったら教師を辞める」元教員が自分に課していた「叱り方」の4ルールと、"子どもを叱って自己嫌悪"から脱却する方法とは?

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そこで本稿では、

・丹羽智美(2012)「叱りの意味を再考するー子どもの成長を促す叱りとはー」子ども未来学研究第7号p25−30

文部科学省(2022)「生徒指導提要(改訂版)」

を援用して、考えていきます。

丹羽(2012)は小林(1999)※1を引用し、叱る意義を次のように示しています。

「子どもが社会の中で生活していくうえで、望ましくないことは行わないことを教えること」

ここでは、この定義を基に「叱る」を捉えます。叱るとは、子どもの成長を支える教育的行為であると考えます。感情をぶつけることや、怒鳴ること、威圧することと同義ではありません。

※1 小林芳郎 (1999 )心にひびく叱り方・ほめ方:「叱る」「ほめる」の心理学児童心理, 53 (12)' 2-12.

威圧するような「叱り方」を再生産してしまう理由

学校の先生方は、自分が受けてきた教育を再生産してしまう傾向があります。つまり、自身が子供だったときに、先生から感情をぶつけられたり、怒鳴られたり、威圧するような叱り方をされてきたのです。

そしてその再生産をしてしまっており、それ以外の叱り方を知らない、選択肢がない状態にある先生方がいます。これは勉強不足という話ではなく、「叱り方」について学ぶ機会が、現場以外にないのです。

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