イタリア・スウェーデンで攻撃計画の恐れ 過激派メンバーを捜索
[ローマ/ストックホルム 19日 ロイター] - イタリアとスウェーデンの警察は19日、国内で無差別攻撃を計画しているとみられる過激派メンバーの捜索を進めるとともに、人が集まる場所の警備を強化した。先週末にパリで起きた同時多発攻撃を受けて、両国でも新たな攻撃が計画されている可能性が報じられている。
スウェーデン警察はこの日、攻撃を計画していたと疑われる男を逮捕し、捜査を継続すると発表。地元メディアはこの男が過激派組織「イスラム国」のメンバーで、難民センターで逮捕されたと伝えたが、警察はコメントを拒否した。
首都ストックホルムでは警察が議事堂周辺や主要な鉄道駅での警備を強化している。
イタリアのジェンティローニ外相は、ローマのサン・ピエトロ大聖堂やミラノの大聖堂、スカラ座が攻撃の標的となる可能性があると表明。攻撃を計画しているとみられる5人の行方を追っているとした。
ミラノ市の責任者は、同市に危険が差し迫っている具体的な証拠はないとしつつも、最高レベルの警戒態勢を継続すると述べた。
一方、独ビルト紙は、国内情報機関の文書をもとに、17日夜にハノーバーで予定されていたドイツとオランダのサッカー親善試合の会場だったスタジアムで、あるグループが複数の爆弾を爆発させる計画を進めていたと報道。このグループはハノーバー中心部でも爆破を計画していたという。
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