「生まれ変わっても、俺は京浜東北線に住む」 奈良出身で神戸大卒、京浜東北線沿いに15年在住の46歳男性が語る「見栄えより質」の街の魅力

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一方の「浦和パルコ」は、浦和駅東口のランドマーク的存在の商業施設だ。

浦和パルコ
浦和パルコ。大きな図書館があり、ファミリーにとってなにかと便利な商業施設だ(出典:パルコグループブログ)

ここで勢田さんがよく利用するのが、8階にある「さいたま市立中央図書館」。市内最大規模を誇り、6種類の閲覧席や自習室、PC持ち込み可能席、コインロッカーなどを備えている。さらに直結の屋上庭園があり、芝生やベンチで読書もできる。ファッションビルの中にあるとは思えない充実ぶりだ。

「子どもたちも大きくなったので、図書館で過ごしてもらってる間に30分ほど買い物ができるんですよ」

ところで、この「浦和パルコ」は商業施設としても好調だ。インバウンド需要に頼る商業施設が多いなか、外国人観光客の来店はほぼゼロ。それでも07年の開業以来、業績を伸ばし続けている。25年2月期の売上高は315億円で、前年から11%増えているのだ。この理由を知りたくて話題を投げかけたところ、勢田さんから次のような言葉が返ってきた。

「浦和パルコは埼玉県の繁栄の象徴みたいなところがあるような気がします。地元の人が増えれば増えるほど、みんな浦和パルコに行くという感じで。図書館やスーパー、家電量販店もあるし、コロナ禍に大規模なリニューアルをしてメディカルモールも入りました。普段使いできる店舗が増えて、幅広い世代が地元で買い物しやすくなったんですよね」

わざわざ電車で遠くの商業施設まで出かけなくても、日々の暮らしはほぼ市内で完結する。インタビュー中、勢田さんの口から何度も「便利」という言葉が出てきたのが印象的だった。

「住む街」と「遊ぶ街」の役割分担がある

気になる治安についても、勢田さんは「すごくいいですよ」と即答。

「このエリアには『住む街』と『遊ぶ街』の役割分担があって、住宅地は落ち着いた雰囲気が保たれてるんです」

勢田さんが「住む街」の例として挙げたのが、浦和とさいたま新都心だ。

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