ギネス世界記録にも!《芸人・渡辺直美》の「超異例・東京ドーム単独ライブ」で見た"人気の秘密"
彼女の半生を、その時代ごとやエピソードごとに、映像のほか、トークや歌、ダンスのミュージカル、コントなどの芝居にして表現する。そのさまざまな要素をつなげて1つの物語にした壮大なエンターテインメントを観客にぶつけた。会場全体があっという間に彼女の世界観に染まっていた。
そこには、最新のエンターテインメントの発信地である北米を拠点にする彼女ならではの世界のトレンドの解釈と、自身のライブへの取り込みがあったように感じる。
東京ドーム公演と言えば、1月下旬のレディー・ガガや2024年のテイラー・スウィフトなど、世界的スターのワールドツアーのパフォーマンスにはある特徴がある。
それは、単に“音楽を披露する”という枠を超えた、公演全体を貫くストーリーのあるエンターテインメントショーになっていることだ。
映画やミュージカルのように物語があり、曲をメインに据えたパフォーマンスでそれを紡いでいく。大規模なステージセットと演出による、音楽を軸にした豪華絢爛で壮美なエンターテインメントであり、それが国境を超えて観客の心をつかんでいる。
今回の公演もその系譜にあるように思う。ただ、脈々と続いてきた芸人の単独ライブの従来の要素やその文化を捨ててはいない。それを再構築しながら、お笑いライブではなく、笑いを軸にしたストーリーのあるエンターテインメントショーに昇華している。
ときに中だるみしかけたり、チープだったり、ゆるかったりもする。いわゆる芸人の単独ライブっぽい空気もあった。それが逆に、東京ドームという大きすぎる会場のショーのメリハリや濃淡として作用し、渡辺直美ならではの味になっていた。
豪華ゲストと自身の半生をエンターテインメント化
そんなショーでは、彼女のブレイクのきっかけになったネタでもある、ビヨンセの「Crazy in Love」の72人のダンサーとの華やかなパフォーマンスを披露した。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら