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「なぜ日本では、伝統工芸とユニクロが自然に並ぶの?」─フランス人陶芸家が気づいた日本の"混在力"の凄さ

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2人は鎌倉の海岸を歩いている時、焼き物の破片をそこかしこで発見したという。その中から気に入ったのをひとつだけフランスに持ち帰った。「どうしてあんなにたくさん流れ着いたのかしら?私が住んでいるところにも海がありますが、焼き物を拾ったことはないのでビックリです」

ナデージュさんが鎌倉の海岸で拾った焼き物のかけら(写真:筆者撮影)

現在は枕元に置いてあるという鎌倉の海の漂流物は、いずれは宝物が詰まった棚に加えられるのかもしれない。

蚤の市が大好き!

「子供のころ、両親がよく蚤の市に行っていました。だから私も古いものが好きなんだと思います」とナデージュさんは語る。日本でも、古いものとの出会いがあった。

まずは古書。薄く柔らかい和紙。流れるような筆文字を目で追いながら、書かれていることを想像しつつページをめくる。日本語は読めなくても、文字の形や墨の濃淡、そのすべてがナデージュさんにインスピレーションを与えてくれるのだ。

日本の古書の後ろには、かわいいクッションが鎮座(写真:筆者撮影)

アントニーさんが取り出したのは、番傘だ。なんとゴミとして捨てられていたものを拾ったのだそう。ゴミステーションにいた番傘は、今はフランスで幸せに暮らしている。

番傘は少し破けたり折れている部分もあるが、問題なく使える状態だった(写真:筆者撮影)

料理好きのアントニーさんは​​「もしスーツケースが倍の大きさだったら調理器具も買いたかったです。日本の包丁や弁当箱も!」と言う。

さて、取材時にはアントニーさんが手料理のランチを振る舞ってくれ、食事をしながら日本の旅の話を聞いた。日本へは、とある日本の小説がきっかけでもあるのだ。

美味しい料理と合わせて2人のキッチンも他のスペース同様にオープンで美しい空間だった。その模様は後編で。

後編:日本の小説には「静かな日常の美しさ」が描かれている…大好きな小説の“聖地巡礼”で鎌倉へ行ったフランス人夫婦が見つけた「暮らしを愛でる感性」

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