「なぜ日本では、伝統工芸とユニクロが自然に並ぶの?」─フランス人陶芸家が気づいた日本の"混在力"の凄さ

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本藍染のデニムと、機能性を追求した5本指ソックス。どちらも彼らにとっては同じ“日本”だ。伝統と合理性。手仕事と大量生産。それらが対立するのではなく、同じ街の中で、同じ感覚の延長線上に並んでいる。その風景こそが、2人にとっての日本の魅力なのかもしれない。

こちらはナデージュさんが購入したユニクロのシンプルな黒いパンツだ。ユニクロもフランスのあちこちにあるが、バスク地方にはまだない(写真:筆者撮影)

世界中の素敵なものが集まるコレクション棚

夫婦の家で筆者が特に気に入ったのは、旅先で見つけた宝物を入れるコレクション棚だ。所狭しと置かれた小物は一つひとつに物語があり、陶芸家であるナデージュさんのインスピレーションの源にもなっている。いろんな物が雑多に詰め込まれ、その自由な雰囲気も魅力だ。

旅先で出会った宝物が詰まっている、ナデージュさんの宝箱のような棚(写真:筆者撮影)
さりげなく色が統一されている(写真:筆者撮影)

この棚に収まるものは、今まで旅先で訪れた海岸で拾った砂や小石、貝殻、流れついた漂流物なども多い。うまく瓶に詰めたりして飾られている。それらを見ると、きっとその旅の記憶と共に見つけた時の光景が思い出されるのだろう。

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