「天国に一番近い場所では?」 目黒蓮×浜辺美波W主演"葬儀"描く映画『ほどなく、お別れです』が、《原作にないロケ地》で撮影された背景

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また、「特にふと見かける階段や路地がいいですね。路地をちょっと曲がると何か物語が起こりそう、というか」とのこと。

長崎や神戸という街については、「大林宣彦監督の尾道が舞台となった作品が大好きで、山肌に街や家が密集し、山と町と海がグッと凝縮した箱庭のような風景が物語に合っている。街歩きをしているだけで、ドラマのようなものを感じる」と言います。

そこに独特な「異国情緒」が加わることにより、一層の味が出てくるのでしょう。

尾道
大林宣彦監督の「尾道三部作」の舞台となった尾道では、街のあちこちで坂道と出合います(写真:筆者撮影)

そんな三木監督が、今後舞台地にしたい街を尋ねてみると、「函館ですね。毎回提案しているけど、まだ一度もOKが出ないので……」。いずれ、函館の情景を鮮やかに切り取った映像を見られる日が来るでしょう。現地の皆様、どうぞご期待ください。

本作の「聖地巡礼」をするなら…

「聖地巡礼」ファンとしては、本作イチオシのロケ地を訪れたいところ。三木監督は推すなら迷わず「霧ヶ峰高原」だと言います。本来は高山植物など、「夏の観光地」として有名な霧ヶ峰ではありますが、実は冬の魅力もなかなかなものです。

霧ヶ峰
『ほどなく、お別れです』の印象的なシーンを彩る「霧ヶ峰高原」(画像:©2026「ほどなく、お別れです」製作委員会 ©長月天音/小学館)

「本作では運よく雲海も撮影することができ、霧ヶ峰でのシーンは本当にすばらしい出来となりました。映画の世界観を感じるにはおすすめです」(三木監督)

ただし、気象状況によって道路が閉鎖されている可能性がありますので、お出かけの際にはご注意ください。

霧ヶ峰
美しく神秘的な姿を見せる厳冬の「霧ヶ峰高原」(写真:ハッシブ2世/PIXTA)

三木監督が「全世代へ向けた圧巻のヒューマンドラマ」という『ほどなく、お別れです』。記事に登場したロケ地がどのように効果的に登場しているのかにも注目してみていただきたいです

古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家

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こせき かずのり / Kazunori Koseki

1973年神戸市生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業後、旅行会社に入社。映画『のだめカンタービレ』のヨーロッパロケを担当して以降、社内でチームを立ち上げ、数多くの映画、テレビドラマ、アニメ等のコンテンツ制作の業務に携わる。2016年、TIFFCOMにおいて、『日経エンタテインメント!』と共催で「全国ロケ地セミナー」を開催し、その活動が同誌でも紹介される。2023年、法政大学大学院政策創造研究科修士課程修了。

現在は業務の傍らでロケ地研究家として「ロケ地ラボ」を主宰し、各大学や地域での講演も行っている(2015年以降、内閣官房より「地域活性化伝道師」の委嘱を受け活動)。2021年、フジテレビ『超逆境クイズ!!99人の壁』に「ジャンル=ロケ地」でチャレンジャー出場、グランドスラム達成。コンテンツツーリズム学会理事。

ブログ:https://ameblo.jp/chiiki-media/

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