スマートフォンのカメラは「性能」から「感性」へ。ライカ、ハッセルブラッド、そしてリコーGRまで参戦。カメラ老舗と組む狙い

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業界で最も知られているのはライカの協業だ。ライカは2025年に35mmの量産カメラの販売から100周年を迎えた、最古級のカメラメーカーである。過去にはファーウェイと協業を行い、現在はシャープとシャオミからライカロゴの入ったスマートフォンが販売されている。またシャープとの協業ではライカ自らのブランドのスマートフォン「Leitz Phone」シリーズを日本で展開している。海外のライカファンから日本以外での販売を求める声も聞こえるなど、老舗カメラメーカーのスマートフォンの絵作りは注目を集めている。

AQUOS R10 Pro
シャープのAQUOS R10 Proはライカとの協業モデル(写真:筆者撮影)

リコーがスマホメーカーと協業

ライカ以外ではハッセルブラッドがオッポ(OPPO)と提携、日本でも「OPPO Find X9」など同社のロゴである「H」を冠したスマートフォンが販売されている。他にはレンズメーカーのツァイスがソニーや中国のヴィヴォ(vivo)社と提携している。また中国のオナー社(HONOR)はフランスの歴史ある写真スタジオ、Studio Harcourt(スタジオ・アルクール)とカメラ分野で提携するなど、カメラに性能以外の付加価値をつけようと協業の手を広げている。

このようにスマートフォンメーカーがカメラの高性能化に次ぐ付加価値としてカメラメーカーとの協業を進めている中、25年10月に中国のリアルミー社(realme)と日本のリコーイメージングが提携を発表した。中国およびグローバルで販売されるリアルミーのスマートフォンに、今後リコーGRシリーズの撮影ノウハウが搭載される。リアルミーからはさっそく「realme GT8」「同GT8 Pro」という2モデルが登場し、中国やアジアで販売中だ。

realme GT8 Pro
リコーGRと協業したrealme GT8 Pro(写真:筆者撮影)

リコーGRシリーズのカメラはストリートスナップ撮影用として高い人気を誇る。GRシリーズは日常生活や街歩き、そしてちょっとした旅行中に目にした風景を手軽に記録できる、そんなカメラなのである。光学ズームレンズは搭載せず、モデルによって28mmまたは40mmという単焦点距離のレンズは、街の風景を切り取って残すのにちょうどいい画角だ。

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